March 18.2020

ロングテールSEOで検索アクセス数を上げる効果メリット|ロングテールの基本とSEO対策の考え方

longtailseo

こんにちは、ライターのNICOです。コンテンツマーケティングを行っていく上で欠かせないのが、集客数(PV数、セッション数)を大きく左右するSEO(検索エンジン最適化)対策。多くのメディア運営者の方が日々頭を悩ませているSEOですが、そのなかでも「ロングテールSEO」の重要性が見直されています。

そこで今回は、「ロングテールSEOとは」「ロングテールSEOはなぜ重要?」という基本に立ち返り、ロングテールSEOに関する基礎知識をご紹介します。

■コンテンツマーケティングについては、こちらの記事をご覧ください。
『コンテンツマーケティングとは|従来型広告と異なる特徴とメリット、実施時のポイント基礎編』

ロングテールとパレートの法則とは

「ロングテール」とは、元々はビジネスにおける「パレートの法則」(別名「2:8の法則」)で使われている用語です。

パレートの法則とは、全体の「2割」の要素が全体の「8割」を生み出すという考え方。たとえば、下画像における青色の棒グラフでは、左端の要素の約2本分のみで(売上や集客など)全体の約8割を占めている、ことを指しています。

店舗で例えるなら、取扱商品全体の2割の量の人気商品の売上が、売上全体のほぼ8割をカバーしている、というイメージです。

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ここで、ロングテールの話に戻りましょう。ロングテールとは、このような棒グラフデータにおける「8割の部分」(下画像の赤い部分)の名称なのです。確かに「長いしっぽ」(=long tail)のように見えますよね。
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さて、ここまでを読むと、「ロングテールは全体の2割のパワーしかない」ように捉えられるかと思います。ですが、インターネットの世界においては、先述のパレートの法則は当てはまらないとされているのです。

ロングテールキーワードと流入数

インターネット上でのネット記事を作成する時、SEO対策として事前に「どのようなキーワードを使って検索されているのか」を調べます。通常、検索ワードは「単語単体」だけではなく、「複数のワードの掛け合わせ」が多数存在し、当然ながら検索数(検索ボリューム)もそれぞれに異なります。

この検索キーワードを「横軸」、検索数を「縦軸」にして棒グラフに落とし込み、検索数が少ない掛け合わせのワードほど右側に並べていきます。すると、

検索数が多くない・少ない掛け合わせの検索ワード = ロングテール部分

となるのは明らかですね。そのため、検索数が多くない掛け合わせの検索ワードのことを、「ロングテールキーワード」と呼びます。

さて、ここで「インターネットの世界においては、パレートの法則は当てはまらない」事を思い出しましょう。実は、「サイト流入の8割は、(検索数としては2割程度の)ロングテールキーワードによる検索結果から来ている」のです。

ビッグキーワード、ミドルキーワード、スモールキーワードとは

では、どうして検索数が多くないはずのロングテールキーワードから、多数のサイト流入が起こる結果となるのでしょうか。

ここで、同じくSEO関連で良く使用される「ビッグキーワード」「ミドルキーワード」「スモールキーワード」について、簡単に説明をします。

【ビッグキーワード】

検索数が多い検索キーワード。主にワード単体。検索数の目安としては「月10,000回以上」。検索数が多い分、競合記事も多く、上位表示されるのが難しい

反面、上位表示されれば多数の検索者の目に留まるため、流入数は一気に増える。

記事制作時の難点として、検索ワードが単体のため、検索者の検索意図(何を求めて検索しているのか)をくみ取りにくく、記事内容がぼやけて訴求力がなくなってしまう。

【ミドルキーワード】

検索数がビッグキーワードとスモールキーワードの中間の検索キーワード。主に(ビッグキーワードと合わせた)2ワードの掛け合わせ。検索数の目安としては「月1,000~10,000回程度」

ビッグキーワードほど競合記事は多くないため、ビッグキーワードよりは上位表示されやすいが、スモールキーワードと比較すると上位表示は難しく、比例して流入数も少なくなる。

【スモールキーワード】

ロングテールキーワードと同じ意味。(ビッグキーワードと合わせた)複数ワードの掛け合わせで検索数が少なく、検索数の目安としては「月1,000回以下」

ポイントを絞った検索意図のため、競合記事が比較的少なく上位表示されやすい。また、検索者の検索意図に沿った記事を制作しやすいため、上位表示されれば検索数の大半が流入する可能性が高い。

ロングテールSEOのメリットとは

以上から、「スモールキーワード=ロングテールキーワード」であり、ロングテールキーワードは検索数自体は少ないものの、上位表示されやすく流入数も確保しやすい、というメリットがあると言えます。

つまり「ロングテールSEO」とは、ビッグキーワードから派生する、検索数の少ない掛け合わせキーワードで上位表示する記事を多数制作・公開することで、1記事あたりの流入数は少なくても確実に取っていくSEO施策を指すのです。

さらに、ロングテールSEOによって多数の記事が上位表示されれば、サイト自体が「検索エンジンに高評価な記事を多数抱えた高品質サイト」として評価されます。

また、上位表示される関連記事を多数掲載し、互いの記事を内部リンクさせれば、サイト自体のパワーも上がり、やはり検索エンジンに高評価を受ける好影響が連動していくのです。

その上、コンバージョン率の点でもロングテールキーワードで流入してきた検索者のほうが、ビッグキーワードで流入してきた検索者よりも高い、というメリットまで挙げられます!

もしも運営されているのがECサイトの場合なら、なんとなくブラっとサイトに立ち寄った検索者よりも、ピンポイントで探し物がある状態で検索し、有益なサイトだと感じて訪問してきた検索者のほうが商品を購入する確率が高い、ということですね。

【ロングテールSEOのメリットまとめ】
・上位表示されやすいため、流入数を確保できる。
・検索エンジンに高評価な上位記事を多数内部リンクさせることで、サイト自体も高評価となる。
・(ビッグキーワードでの流入時と比較し)コンバージョン率が高い。

ロングテールSEOはキーワード選定から始まっている

以上、ロングテールの考え方とロングテールSEOのメリットについてご説明しました。しかし、最後にお伝えしたいのは、ロングテールSEOばかりに目を向けて、ビッグ・ミドルキーワード施策をおざなりにするのはおすすめできない、という点です。

繰り返しますが、ロングテールキーワードは検索数自体は少ないため、検索数が多いビッグ・ミドルキーワードに対応した記事制作も同時に行うことが、サイト全体の流入数と価値を上げるためには重要なのです。

記事制作時にはこれらのキーワード選定を慎重に行い、キーワードを実際に使用する検索者の意図を考えて、ユーザビリティの高い価値あるコンテンツを作り出すように心がけましょう!