こんにちは。広告担当の植本です。WEBサイトをより良いものにしていくための改善策を打ち出す上で欠かせないのが、サイトの現状を正確に捉えた分析となります。
そこで今回は、Googleアナリティクスを用いたアクセス解析で、WEBサイト見直しにあたって押さええておきたい分析項目をご紹介します。
Contents
Googleアナリティクスでできること
Googleアナリティクス(以下GA)とは、Google社が運営している基本無料のアクセス解析ツールです。
GAでできることは非常に幅広く、
・1ヵ月にどれくらいの人がサイトに訪問しているのか
・問い合わせをしているのはどのような属性の人か
・トップから入った次はどのページに遷移しているか
・広告やオーガニック検索等、どの流入経路が多いか
このようなユーザーの行動や属性などは全てGAで確認することができます。
ですが、「できることが多すぎるがゆえに、どこを見ればいいか分からない」といった声も多いため、最低限押さえておきたい分析項目をご紹介いたします。
押さえておきたい分析項目
アクセス解析にあたって押さえておきたい項目は、大きく分けて以下の5つが挙げられます。
・サイト全体のパフォーマンス
・ユーザー属性
・訪問経路
・人気閲覧ページ
・目標達成状況
【サイト全体のパフォーマンス】
「ユーザー」→「概要」
で、ユーザー(サイト訪問者数)やセッション(訪問された回数)、ページビュー数(重複を含む閲覧回数)などの、サイトの基本的なパフォーマンスを見ることができます。
折れ線グラフ上の「セグメントを追加」でデバイス別に見ることもできます。
モバイルトラフィックやタブレットとPCのトラフィックなど、端末ごとのパフォーマンスを確認でき、商材によって傾向が顕著に出ることが多いです。
【ユーザー属性】
ユーザーの属性別でのパフォーマンスを確認することでターゲット層が明確になります。
年齢や性別など、基本的なものは割愛しますが、それらと併せてみて頂きたいのが
「ユーザー」→「地域」→「地域」
で見られる「地域別のパフォーマンス」です。
こちらは学校法人やクリニックなど、所在地が存在する場合に有意なデータとなります。
そしてもう1点、
「ユーザー」→「行動」→「新規顧客とリピーター」
で見ることができる、新規ユーザーとリピーターで分割したパフォーマンスです。
新規顧客とリピーターのどちらの訪問が多いか、コンバージョンに積極的か、などを見ることが可能です。
【訪問経路】
サイト訪問者がどのような経路で流入しているか追う上で確認して頂きたい項目が2つあります。
1つ目はチャネルです。
「集客」→「すべてのトラフィック」→「チャネル」
で、Organic Search(自然検索)やPaid Search(有料広告)、Direct(ブックマークやURLの直接入力)といった、どのような経路でサイトのアクセスに至ったかが分かります。
広告やSEOで何か施策を行った場合、こちらでその効果を確認することも可能です。
2つ目に、
「行動」→「サイトコンテンツ」→「ランディングページ」
で確認できるユーザーが最初に訪問したページです。
どのページをフックとしてサイトに訪問されているのかを見ることができ、改修を検討するページの優先順位もここから考えることができます
3つ目に
「集客」→「キャンペーン」→「オーガニック検索キーワード」
で確認できる自然検索キーワードです。
ユーザーが何に興味を持ってサイトに辿り着いたか、想定通りのキーワードか、あるいは意図していないキーワードで流入しているかの現状を知ることができ、加えてアクセスが多いページの裏付けにもなります。
【人気閲覧ページ】
「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」
で、よく閲覧されているページを見ることができます。
この項目で直帰率及び離脱率が高い場合は、人気ページである一方、ユーザーが求める情報やコンテンツが不足していると考えられ、ページの見直しを検討する必要があると言えます。
【目標達成状況】
「コンバージョン」→「目標」→「概要」
で、来店・問い合わせ・資料請求など、複数コンバージョンポイントを置き、それぞれの達成状況を確認することができます。
折れ線グラフ下の「目標の完了数」や「コンバージョン率」で設定期間中の数字の動きを見ることができ、期間を1年など長期で設定すると、よりコンバージョンの大きな変遷をわかりやすく追うことができます。
GAのアクセス解析をサイト改善に活用しよう!
どのようなユーザーがどのような経路でどこに興味を持って目標に到達しているか、GAの数字を掘り下げてみることで、論理的な改善策の提案に繋げることができます。
冒頭で述べた通り、GAでできることは多岐に渡るため、今回ご紹介したものはほんの一部にすぎません。
属性の切り分け方を変えてみたり、分析の起点となるページを変えてみたり、ちょっとした疑問や興味からも、見えなかったことが見えてくることが多分にあります。
是非GAを隅々まで触ってみて、アクセス解析をサイト改善に活用しましょう!