February 03.2021

画像のレタッチの必要性とは?レタッチが与える効果とできる事・できない事まとめ

画像レタッチ

こんにちは、WEBデザイナーのしろくまです。

あなたは「画像のレタッチ」と聞くとどんなイメージを持ちますか?

・フィルターとか使うこと
・芸能人が足を長く加工したりすること
・なんかとりあえず盛ること
・ちょっと明るくしたりすること

このようなイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか?

「画像のレタッチ」や「写真の加工」というと。一昔前はカメラマンなどプロの方が行う作業でしたが、今ではスマートフォンの普及により、誰でも簡単に「撮影&加工」が出来るようになりましたよね。

そこで今回は、改めて画像のレタッチの必要性など、レタッチの基本について見ていきましょう。

レタッチとは

デジタルにおけるレタッチとは、画像編集ソフトなどを用いて画像に手を加える作業のことを言います。

一般的な作業としては、画像のトリミング、明度の調整、色味の調整、不要物の削除、強調、複数枚の画像の合成などがあります。

作業の難易度は、ボタン一つで自動的に仕上げる簡易なものから、高度な技術が要求される職人技のようなものまで幅広いのがレタッチの世界です。

ちなみに、レタッチを職業とする人のことを「レタッチャー」と呼びます。

レタッチの必要性

写真とは、「撮影機の前にある情景を映した物」です。カメラにより撮影された「像」は、1枚の静止画となります。

では、この時点で「画像」というものがあるのに、レタッチを加える意味・目的とは何でしょうか。それは、「伝えたいことをより明確にすること」ではないでしょうか。

例えば、雪がふわふわ降っている景色に感動したあなたはこの状況を誰かに伝えたいと思い、持っていたスマートフォンで撮影をしました。ですが、映った写真を見ると雪がはっきりと映っておらず、なんだかがっかり――なんてことはありませんか?

カメラは目の前の情景を切り取り、画像化してくれるツールではありますが、あなたの想いをそのまま表現してくれるというわけではありません(もちろん、そのために撮影のテクニックがあったり、撮影モードやフィルターがあったりとしますが)。

そこで、撮影した写真をより「伝わる情報とする」ためにレタッチを行います。特に、Webサイトで使用する画像はレタッチを行うことが重要となってきます。

美味しい料理を伝えるサイトの料理写真が美味しそうに見えなければ、共感してくれる人は少なくなるでしょう。

コーポレートサイトで使用する社内の写真が薄暗く寂しい感じで映っていたら「活気のある社内です」と言葉を添えても、見る人に活気は伝わりづらくなるでしょう。

Webサイトで使用する写真は「=メッセージ」なのです!

どれだけ多くの言葉を書き連ねるよりも、1枚の写真があると一目で情報を伝えることができます。そんな重要な役割を持つ画像をレタッチすることは、サイト制作をする上で欠かすことのできない作業なのです。

レタッチにできる事・できない事

レタッチには、できる事とできない事があります。

【レタッチにできる事】

「画像に写っているもの」に対して強弱や削除をすることが、基本的にできることになります。

・移り込んでしまったゴミや汚れを削除する
・明暗を調整する
・色味を調整する
・コントラストを調整する
・トリミングをする
・質感に強弱を加え整える
・写り込みを消す

【レタッチにできない事】

「画像に写り込んでいないもの」に対するアプローチは、基本的にできません。

・写っていない別の角度から写真に変更する

別角度の写真を用意して合成することは可能ですが、極端なことを言うと、背中から撮影した人物を前向きにさせるなど、3Dのようなことはできません。

・完全にトーンの潰れた、濃淡のない箇所の濃淡を引き出す

明るく、または暗く撮影しすぎてトーンが飛んでいる(濃淡がない)状態の写真から、トーンを引き出すことはできません。どうしてもトーンを再現したい場合は、別の画像をもってきて合成するなどの加工が必要となります。

以上のように、画像のレタッチは、何でもできるようで制約のある世界です。

無理なレタッチを繰り返すことは画像の質の低下にもつながるため、まずは思い通りの写真になるよう最大限努力した撮影を行い、そのうえでより情報を伝わりやすくするのがレタッチの基本と考えるようにしましょう!

画像レタッチ効果の事例紹介

ここからは、画像レタッチが持つ視覚的効果の事例を見ていきましょう。

【商品画像の場合】

玩具の販売サイトに掲載するくまのぬいぐるみを例に、レタッチ前後の画像を比較してみましょう

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ぬいぐるみを購入後、子供が楽しそうに遊ぶ姿を想像できるのはどちらの写真でしょうか。

レタッチ前の写真は影が濃く映っているため、可愛いぬいぐるみがなんだか哀愁を感じる仕上がりとなっています。黒目もふかふかの毛に埋もれて、少ししょぼしょぼした目に見えます。

そこでレタッチとしては「より、くまの可愛いらしさを強調することを目的」として濃すぎる影を薄く、壁の青が色被りしているところの色味を調整し、わずかに目をパッチリとさせました。

【店内画像の場合】

次はカフェのサイトに掲載する店内写真の比較です。

旬の果物がたっぷり乗ったふわふわのパンケーキが話題のお店と仮定します。どちらの写真がよりイメージに近いでしょうか?

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これらは「レタッチ前が悪い」「レタッチ後が良い」という事ではありません。

しかし、印象が大きく違うのではないでしょうか。レタッチ前の写真は店内がダークで落ち着いた印象です。「深夜でも美味しいデザートが食べられる大人向けスイーツ店」の場合、このような写真がピッタリでしょう。

一方レタッチ後の写真は店内を明るくしつつ、木の内装と暖色ライトの温かみをより強調した優しい雰囲気に仕上げました。

ふわふわのパンケーキをイメージするなら、レタッチ後の写真ではないでしょうか。

適切なレタッチでメッセージ性を高めよう!

プロのレタッチャーは明るくする。暗くするという単純な補正作業ではなく、「その写真が伝えるべきメッセージ」をより高めることができます!

効果的なレタッチを取り入れて、素敵なサイトづくりをしましょう。