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April 03.2019

Photoshopでモデル画像を補正する方法とコツ紹介|目的に合った補正でプロのクオリティを!

こんにちは。デザイナーのしろくまです。

化粧品のポスターや雑誌の表紙を飾るモデルさんの輝くようなシミひとつない肌を見て「なんてキレイなんだろう」と思わず見とれてしまうことありませんか?

そしてモデルさんがキレイだと、自然と「この商品良さそう!」と思うことでしょう。

そう、写真が魅力的かどうかということは、デザインの印象を大きく左右させる要因になります。写真を撮ったままではもったいないんです!

そこでPhotoshopを使用してちょっとひと手間加えることで、よりキレイで効果を上げる画像に補正する方法をご紹介します。

なぜ画像補正するの?

「画像を加工するなんて、なんだか嘘ついているみたい……」と感じる方もいらっしゃるとおもいますが、嘘をつくために加工するわけではありません。

たとえばカメラのレンズにはゴミがついていることもあります。また、見せたいもの以外の不要なものが写っていた、何ていうこともありますよね。

広告やWEBページでの写真の役割は「情報」。

伝えたいことをより伝わるようにするためには、不要な情報は省き、伝えたいことを明確にする。そのために画像補正は必要なのです。

加工前にするべき大切なこと

画像に手を加える前にかならずするべきことがあります。それは補正後の「完成の状態をイメージすること」です。

先述したように、写真は「情報」です。何を、どのように伝えたいのか、そのイメージを持って補正しないと、意味のある補正にはなりません。

たとえば以下の写真では、女性の衣装は白い半袖の服。帽子をかぶって、強い夏の日差しを浴びていることがわかります。

夏の日差しの女性

これは少し日が傾いた夕方でしょうか? 背景はすこし赤みをおび、逆光と帽子の影のせいで顔が暗く写っています。

そこで、仮にこの写真を「夏休みは自然の中で楽しもう!」というコピーと共に使いたい場合、以下のように画像を補正します。

夏の日差しの女性

背景は鮮やかな緑色に。顔は明るくしました。

見比べてみましょう。修正後の方がキャッチコピーとの相性が良くなりました。

これが写真を補正する理由です。そして、そのために、「画像をどうしたいかゴールをきめてから補正をする」ことが大切です。

ゴミや不要なものを取り除こう!

ゴミ取りをする前に、背景画像をコピーしておきます。

画像加工はすればするほど画像が劣化します。いつでも修正前のデータに戻れるよう、背景画像を1枚コピーしておくと安心です。

その上で新規レイヤーを作成し、ゴミを消していきます。

ゴミ取りで主に使うツールは以下の2つです。

・コピースタンプツール
・スポット修復ツール

コピースタンプツール

<設定>

サンプル:すべてのレイヤーにします。
サンプルが「現在のレイヤー」のままでは新規レイヤーでゴミを消すことができません。

<使い方>

1.「コピーをする基準点」をAlt+クリックします。
2. 1を貼り付けたい場所でクリックします。

ブラシのサイズは大きくしすぎないこと。肌の毛穴を消すときは、毛穴よりすこし大きい程度にします。

スポット修復ツール

<設定>

全レイヤーを対象にチェックを入れます

<使い方>

消したいものの上をなぞります

色味を補正しよう

不要なゴミが消せたら次は色味を変更します。

色味を変更する場合はレイヤーパネルより調整レイヤーを作成します。

主に使用するのは以下の2つです。

・色相・彩度
・トーンカーブ

色相・彩度

色味を変更したい時に使用します。

先程の木の黄色い部分を緑にしたい場合は

1.色味を「マスター」から「イエロー」に変更します。
2.色相を+30
3.彩度を-25
※人物はマスクしています。

黄色かった木々の葉が夏らしい緑色になりました。

マキアレイベル【薬用クリアエステヴェール】についてです。

トーンカーブ

トーンカーブは、色を明るくしたり暗くしたりする時に使用します。

トーンカーブ

画像のカラーモードがRGBの場合、グラフを上にすると明るくなり、下にすると暗くなります。

「どの色」を「どうしたい」と考え、「どの色」の部分に点を打ち、「どうしたい」によってグラフを上げ下げします。

トーンカーブ2

1ではモデル用のマスクを全体的に少し明るくしました。続いて2では帽子でできた影を明るくするために、顔だけマスクを更に明るくしました。

画像加工はなるべくシンプルで的確な補正を行うほうが、画像の劣化が防げます。

1つ1つの操作に「どこの」「何を」「どうしたい」という目的を明確にして補正を行って下さい。

実践!モデルの顔補正

最後に、モデルの顔の画像補正の場合をお見せします。

顔の補正をする場合は、肌のキメを消してしまわないように、自然さを残すことを意識して修正して下さい。

顔の修正BA
左がBefore、右がAfter 

 

修正手順

1.背景画像を複製する。
2.1を「Ctrl」+「Shift」+AでCameraRawを開く。

 明瞭度:-20
 ディテールのノイズ軽減 の輝度:30

にして「OK」を押す

3.2を複製する。
4.3をフィルター>その他>ハイパス半径:3.0にして「OK」を押す。
5.4のレイヤーをオーバーレイにする。
6.新規レイヤーを作成する。
7.コピースタンプツールとスポット修復ツールで顔のシミなどを消す。
8.顔の部分をマスクしたトーンカーブで明るくする。
9.唇だけ色味を整える。
10.顔の外側を少し暗く整える。

顔の修正アニメーション

まとめ

最近はスマホなどでもボタン一つで肌をキレイにするアプリなどがあり、誰でも気軽に画像補正をする時代になりました。

だからこそ、どんな目的でどういう画像にするのかを考えて的確に補正することが、プロのクオリティとして求められます。

画像補正を駆使して魅力的なデザインを作りましょう!