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August 14.2019

【Yahoo広告の審査基準変更】アフィリエイトサイトは広告掲載不可!成果報酬型サイトを規制する理由とは

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こんにちは、広告担当のPooyanです。

リスティング広告と言えば日本ではGoogle広告(以下Google)とYahoo!プロモーション広告(以下Yahoo)ですが、6月にYahooの審査基準に変更がありました。 

本稿執筆時点(2019年7月下旬)で1ヶ月半ほど経っていますので、WEB広告を扱っている方はとうにご存じかと思いますが、改めておさらいしたいと思います。

アフィリエイトサイトは広告掲載不可に

ヤフー株式会社からの発表を、以下に引用します。

第2章3.広告の有用性について

ユーザーにとって有用性の低い、以下のような広告は掲載できません。

(2)アービトラージサイト等、第三者のサイトへのリンクや広告が多数掲載されているものや、広告のクリック等をさせることを主目的としているようなもの

【変更点】
一部のサイトを除きアフィリエイトサイトに代表される成果報酬型サイトは、上記基準(2)の「広告のクリック等をさせることを主目的としているようなもの」に該当するサイトとして、掲載できなくなります。

【変更理由】
ユーザー保護および広告掲載面の品質向上のため判断基準を変更します。

【変更による影響】
以下のようなサイトは広告掲載不可となります。
・成果報酬型サイト(アフィリエイトサイトを含む)およびそれと同等と判断したサイト

広告掲載基準 判断基準変更解説資料(PDF)より一部引用
https://promotionalads.yahoo.co.jp/support/announce/672679.html

最も重要なのは、【アフィリエイトサイトに代表される成果報酬型サイト】が、「広告のクリック等をさせることを主目的としているような」サイトだと明言されたことです。

「一部のサイトを除き」という但し書きはあるものの、それがどういうサイトなのかは不明です。

また、サポートの担当者と話をしたところ、「第三者のサイトへのリンクや広告が多数掲載されている」サイトについても改めて言及されました。

極論、サイト内にGoogle AdSenseが貼ってあるだけでNG判断が下される可能性もある、とのことです。

結局のところ、確実に安全なのは「広告遷移先のサイト上で商品購入や申し込みが完結する」サイトだけということになります。

例えば、メーカー自身が製品の広告を出そうとしても、広告LPと購入ページのドメインが異なるようなサイト構造になっていると、掲載不可となる可能性が十分にあります。

なぜアフィリエイトサイトを規制するのか

Yahoo側がここまでの措置に乗り出したのは、悪質なアフィリエイターによる広告掲出が多すぎたからだと思われます。いくつか例を挙げましょう。

①ただアフィリエイトリンクを踏ませるだけ

「○○(商品名)の購入はこちら/提携」なんて広告、見たことがある方も多いのではないでしょうか。

クリックしてサイトに入ってみると、「広告主(メーカーなど)のサイトからキャプチャしたと思われる1枚画像」と「購入ボタン(アフィリエイトリンク)」があるだけ、というものです。

何のコンテンツも用意せず、ただユーザーを右から左に流すだけで、あわよくば成果報酬を得ようという手法。2018年に違反になりましたが、それこそ2~3年前は溢れかえるほどにこの手の広告がありました。

Yahooでは商標の使用制限の仕組みがなかなか整備されなかった(長い間、書類による違反申請しかできませんでした)ため、上記のような「商品名=商標」を堂々と使用する広告が使われており、リテラシーの低いユーザーが「公式の広告・サイト」だと思ってしまうケースもあったようです。

②契約上のリスティング違反を行う

アフィリエイターは仲介業者(ASP)を通して広告主と契約を結びますが、大抵は「広告を出さないこと」または「社名、ブランド名、商標をキーワードや広告文に使わないこと」という規定があります。

これを無視して、広告を出す悪質なアフィリエイターがいます。もちろん発覚すれば「即契約解除」「成果報酬の支払いもなし」となりますので、気づかれないように広告主やASPが営業していない夜や、広告主の所在地以外に広告を出すわけです。

①と組み合わされることも多く、広告主は対応に追われてきました。

当然ですが広告主自身も、YahooやGoogleに広告を出しています。それとは違う、広告主が想定していないキーワードによる集客や、独自コンテンツを生かしてユーザーを購入につなげるというのが、本来のアフィリエイトサイトのあり方です。

こうした行為は、本来は広告主自身の広告から流入するはずのユーザーを横取りし、成果報酬という形で広告主に損害を与えているだけと考えられます。

もちろんYahoo側も取り締まりを行ってきましたが、明らかに対応が間に合っていませんでした。

なにせこれらを「儲かる必勝法」などと称して販売(情報商材)している人たちもいるため、広告はどんどん増える一方。まるで野放しになっているように見えてしまう事もあり、結果的にサイトの中身は関係なく、「アフィリエイトサイト」をNGとすることになったのではないでしょうか。

広告掲載は健全な運用をベースに!

アフィリエイトという仕組み自体は、決して悪いものではありません。企業が主体となって運営しているアフィリエイトサイトも数多くあります。

ですが残念ながら、目先の利益だけを追って、そのためなら何をしてもいいと考える人もまた多いのが実情です。

この点は、以前に別記事にてご紹介した「フェイク広告」も同様です。テレビ番組で取り上げられ社会問題になるまで、本当にやりたい放題という状況でした。

GoogleはYahooと審査基準が違うため、アフィリエイトサイトの広告掲載が可能なため、Yahooから流入してくるアフィリエイターもいるでしょう。しかし、やはりどのような場合であろうとも、健全な運用を願いたいですね。